白髪染めからグレイヘアの移行期を乗り切る方法・トップ画像
「グレイヘアにしたい!」と思った時、1番最初に感じる壁があります。
それは白髪染めをやめ、美しいグレイヘアが完成するまでの途中・移行期です。


グレイヘアには挑戦したいけど、

  • 染めた部分と生えてきた白髪がパッツンと別れてしまうのが怖い
  • まばらに白髪が混じって疲れた印象になるのが不安
  • 人から急に老けたと思われるのがいや

などなど、
白髪染めをやめてから起こるであろう、様々な場面を想像して尻込みする方も多いのではないでしょうか?


この記事では、白髪染めをやめてグレイヘアが整うまでの途中・移行期を楽に乗り切る方法をまとめました。ちょうどグレイヘア移行期にある先輩女性、そしてプロである美容師さんの意見をもとに、詳しくご紹介します。

グレイヘア完成までの移行期間はどれくらい?

白髪染めをやめ、グレイヘアが完成するまでにどのくらい時間がかかるのか?美容師さんに聞いてみました。
答えは2年前後とのこと。当然個人差はあります。


グレイヘアにしたい!と考えてサロンに来るお客様は、多くの方が髪を短くカットされるそうです。
1度ショートや肩上のボブスタイルにし、時間をかけて新たに髪が生えそろうのを待つという方法を選択し、だいたいその期間が2年前後ということですね。


管理人管理人

ちなみにある程度髪が生えそろってからロングに戻す方も多いそうです。
結城アンナさんや島田順子さんのような、まとめ髪やアップスタイルを楽しみたい!と考えている人がたくさんいらっしゃるもよう。分かります^^

グレイヘアが整うまでの途中・移行期を楽に乗り切る方法

早速本題です!個人差はありますがこの2年前後、グレイヘアが整うまでの途中である移行期をどう乗り切るか?その方法を美容師さんや経験者の先輩たちに教えてもらいました。


「白髪を放置してナチュラルに過ごす」 というのも1つの方法ですが、ここでは、そこまで勇気がない人、積極的にカラーアレンジを楽しみながら過ごしたい人に向けた方法をご紹介します。

  1. ウィービングをする(サロンカラー)
  2. グラデーションにする(サロンカラー)
  3. ヘアマニキュアをする
  4. カラートリートメントを使う

多くの人が上の4つの方法をそれぞれ実践しているようです。
また、白髪用ファンデーション(コンシーラー)などのヘアケアアイテムや、ウイッグなど小物を使って隠してしまうという方法もあります。

色持ちの良い順番でそれぞれ詳しくご紹介します。

① ウィービング

美容師さんいわく、グレイヘアの移行期に最もおすすめなのは、ウィービングをする方法だそうです。
ウィービングとはカラーテクニックの1つで、髪の毛束を少量ずつ取り、細かい筋状にカラーリングを行うことです。こんなイメージ!
ウィービング(ハイライト)した髪の画像
ウィービング(ハイライト)の女性・イメージ画像

ウィービングのメリット

  • ベースよりも濃いローライトや、明るいハイライトを合わせて入れることで、白髪が目立ちにくくなる
  • 髪の毛を立体的に見せる効果がある
  • 全体カラーをするよりも髪につく薬剤が少ないため、髪への負担が少ない

ウィービングの場合は頭皮に薬剤が付きにくいので、白髪染めを繰り返すことで髪や頭皮が傷んでしまったという方にもおすすめできる方法です。


また、白髪の割合が比較的少ない方や、白髪の場所にばらつきがある方に向いているそうです。白髪の割合が多い場合は、ブリーチと合わせて施術すると(ダメージは増しますが)キレイに仕上がります。

色持ちはウィービング方法により差が出るそうですが、多くのお客様が2か月~2.5か月周期で来店されるそうです。

② グラデーション

グラデーションは白髪が出てきた根元部分を、1段明るい色でリタッチする方法です。これを繰り返すことにより、根元から毛先まで徐々に暗くなり、白い部分と黒い部分の分け目をぼかす効果があるそうです。


グラデーションが逆ですが、イメージはこんな感じ。
グラデーションカラーの女性・イメージ画像


グラデーションは根元の白髪が目立つ人に向いているとのこと。こちらもブリーチと合わせて施術したり、ウィービングのようにハイライトを入れたり、様々なテクニックを使って似合うスタイルを作ることができます。

色持ちは個人差がありますが、1.5か月~2か月周期で施術する方が多いようです。


補足
ウィービングやグラデーションは今どきスタイルで、センスやテクニックの左右されるようです。いわゆる白髪染め専門系サロンに通っていた方も、カラーが得意なサロンで施術を受けるのがおすすめです。
サロンで相談しながら、自分の髪の状態に合った方法を選ぶようにしましょう!



次の章からは、髪や頭皮が傷んでしまい、これ以上のダメージは避けたい!という方に向けたおすすめの方法です。

③ ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは髪の内部に染料を浸透させないタイプのカラーテクニック。髪の上から色を乗せてコーティングする方法です。キューティクルをこじ開けて染料を入れるタイプではないので、髪への負担が少ないのがメリットです。


次にご紹介するカラートリートメントも同様ですが、白髪部分にはカラーが乗りやすいので、染めた時に自然なグラデーションのようにぼかすことができます。


デメリットとしては、イメージ通りのカラーにならない場合もあるということ。脱色しない分、地毛のカラーが影響するためです。また、頭皮につくと染まってしまうため、2mm前後頭皮から離して塗付する必要があります。

色持ちは3週間~1か月程度です。


補足
市販のヘアマニキュア剤も販売されていますが、できればサロンでの施術が望ましいそうです。
頭皮に付かないように塗る必要性と、カラーのイメージがなかなかフィットしない場合も多いとのこと。参考にしてください。

④ カラートリートメント

髪と頭皮に負担が少ない方法として、現在とても人気なのがカラートリートメントです。家でシャンプー時に気軽に使えるため、コスト的な負担も少なくすみます。
カラートリートメント使用イメージ


マニキュア同様白髪部分にはカラーが乗りやすいので、染めた時に自然なグラデーションのようにぼかすこともできます。


カラートリートメントはヘアマニュキアと違い、頭皮についても落とせるため、根元から染めることがでるのが特徴。カラー自体は徐々に染まっていくため、色の調整が取りやすいのも魅力です。トリートメントというだけあり美髪効果が高いのもうれしいですね!

使い方としては、ある程度染まるまで(3回前後)は連続して使い、その後は週に1回程度使用するのが一般的です。

⑤ 白髪用ファンデーション(コンシーラー)

上の4つと違い当日限りになってしまいますが、最も気軽に使えるのが白髪用ファンデーション(コンシーラー)です。リキッドタイプと違い、ふんわり自然につくのが特徴、重ねることで色調整がきくのも便利です。


実は白髪用ファンデーション(コンシーラー)、もう1つおすすめの使い方もあるそうです。
グレイヘア移行期の先輩いわく
「髪が薄くなっている地肌部分にもポンポンすると、髪がふんわり見えるんだよ!」 と。なるほど、便利です!


普通のファンデーションと同じようなパッケージなので、持ち歩いて気になった時に使えます。価格的にもお値ごろなので、1個持っておくと便利そうですね。

その他のお助けアイテム

(●画像)
他にも生えてきた白髪を隠してしまう便利アイテムとして、ウイッグやスカーフがあります。

  • スカーフ
    お顔周りの白髪が気になる人におすすめ。
    太めのスカーフをフェースラインギリギリに巻く方法です。お洋服とコーディネートしても素敵ですが、落ち着いた印象が良い場合は無彩色(グレー系グラデーション)のスカーフを使うと髪に馴染んでくれます。

  • ウィッグ
    つむじ周りの白髪が気になる方におすすめ。
    フルウィッグでも良いのですが、頭頂部の白髪だけカバーしたい方には部分ウイッグがおすすめです。人毛タイプや半人毛タイプなど、スタイリング可能なものもあり、今は比較的お安く手に入るようです。使う前に自分に合わせてカットしてもらうと自然に仕上がるそうです。



管理人管理人

もう1つ、ちょっと面白いのがシルバー系のカラーワックスです。
メンズ向けのものが多いのですが、ソフトタイプなら女性の髪にも使いやすいそうです。

前述したグレイヘア移行期の先輩が、(ボブスタイルではありますが)吉川晃司さんばりにクールに決めてきて絶賛されていました(笑)

全体に付けず、少しだけ筋のように付け、ハイライトカラーをしたような疑似体験を楽しむことができます。シャンプーで簡単に落ちるので、グレイヘアを迷っている方のお試しアイテムとしてもおすすめです。

最後に

白髪染めをやめ、美しいグレイヘアが完成するまでの途中・移行期を乗り切るための方法をたくさんご紹介しましたがいかがだったでしょうか?


最後に、もしかしたらこれが1番重要かも?と思ったことがあります。
それは、「周囲にグレイヘアを宣言してしまう」 という事。「今日からグレイヘアに挑戦するの!!」 と伝えることで、周りの目を気にせず、色々な変化にチャレンジできると思います。


グレイヘア移行期の先輩たちは本当に楽しそう(笑)なんだか生き生きしています。そんな彼女たちを見ていて、周りの自分たちもパワーと勇気をもらうことができます。
「白髪も悪くないな」 という気持ちと、新たな楽しみを見つけたうらやましさ、そして自分らしくいることへの憧れも。


管理人の場合はファッション業界ということもあり、ゆるい職場ではあります。
しかし30代後半を過ぎると、多くの人が白髪染めの煩わしさを共有しています。だから素敵に変身するのを応援したくなってしまうんですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。