乾燥の季節になると悩まされる、髪の毛の静電気対策についてご紹介します。
静電気は不快なだけではなく、髪のダメージの原因にもなるので、普段のケアでしっかり防御しておきたいですね。
今回の記事では、服、シャンプー、洗い流さないトリートメント、ブラシの4つのテーマに分けて、静電気対策におすすめの商品と選び方をご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
髪の静電気が起こる原因
髪の静電気の主な原因は乾燥と摩擦です。
乾燥した環境、乾燥した髪の状態で摩擦が起こると嫌な静電気が発生しやすくなります。
基本的な事ですが、乾燥する冬場には加湿器を使ってお部屋の湿度を上げておくなどの環境作りをする事がとても大切です。
髪の毛の静電気対策
髪の毛の静電気対策・お洋服の選び方
まずは1番簡単に静電気対策ができるお洋服の選び方のお話。
静電気が起きやすい服の時は髪の毛も帯電しやすくなり、静電気が起きやすくなります。静電気は髪にとってもダメージの原因になり、セットも決まりにくくなってしまいます。
静電気はお洋服の素材によって起きやすくなったり抑えられたりします。具体的にいうと、化学繊維(ポリエステルやナイロンなど)は静電気を帯びやすく、天然繊維(綿や麻など)は帯電しにくい素材なんですね。
しかしこれは素材単体での特徴で、静電気の発生は素材の組み合わせが大きく影響してしまうので、これから詳しく解説していきます。
服の組み合わせで静電気を抑える
静電気の発生に大きな影響を与えるのが服(素材)の組み合わせ、コーディネートです。
静電気は摩擦によって起こるので、ニット×コートなどで使われている素材の組合わせが悪いと思いきりバチバチに!
服は+(プラス)に帯電しやすい素材と-(マイナス)に帯電しやすい素材があり、プラスとマイナスが摩擦されると静電気が起こりやすくなるんです。
下の図が素材別の帯電早見表です。
例えばアクリル素材はマイナスに最も帯電しやすく、ナイロン素材はプラスに最も帯電しやすい素材です。私達が普通にしているコーディネートに落とし込むとアクリルのニット×ナイロンのダウン!これってとてもポピュラーな組み合わせですが、静電気的には最も避けたい組み合わせです。
他にも静電気が起こりやすいポピュラーな組み合わせが沢山!
- ウールのニット×フリース(ポリエステル)のブルゾン
- ポリエステルのブラウス×ナイロンのタイツやストッキング
普段何気なく着ている服の組み合わせが静電気を左右するなんて、あんまり考えませんよね?
「服で静電気を抑える対策」は、
- できればプラス同士、マイナス同士で服を組み合わせること。
例えばウールのニットを着る時はウールのコートやナイロンのダウンなどが正解!ということです。 - 化学繊維の服を着る時は、帯電しにくい天然繊維と組み合わせること
例えばフリース(ポリエステル)のブルゾンにはウールではなくコットンなどのニットを合わせるようにすること。
ちょっとした事ですが、憶えておくと便利なので活用してみてください。
タートルネックを着る時の髪はできるだけまとめる
もう1つのポイントはタートルネックを着る時のヘアスタイルについて。
タートルは衿先が髪の根元までくるため、摩擦が起こりやすくなるアイテムです。
管理人は髪が細く、くせ毛なのでタートルネックのニットを着ると髪の根元(襟足)の部分が鳥の巣のように絡まり、驚くほど大きな毛玉ができてしまいます。
対策としては(単純ですが)タートルを着る日は髪をまとめてしまうのが1番!ビジュアル面でもタートルとまとめ髪の相性はとても良いと思います。髪にとっても負担が少ないのでおすすめです。
もしダウンスタイルにしたい場合は、上の素材別早見表を参考にコーディネートしてみてください。
髪の毛の静電気対策・シャンプーの選び方
次は毎日使うシャンプーで髪の毛の静電気対策をする方法についてご紹介します。
シャンプーを選ぶために必要な要素は
- 保湿力の高い洗浄成分を使用していること
必要な皮脂を残しながら洗髪する事で、髪が乾燥するのを防ぐため。特にシャンプーの肝となる洗浄成分には気を配りたい所です。 - ダメージ補修力が高いこと
キューティクルの損傷を補修する事で摩擦を防ぐ役割、そして毛髪内部の水分や栄養の流出を防ぐ(乾燥を防ぐ)役割をします。
この2点はくせ毛の広がりやダメージにも最適な要素なので、静電気対策とともにくせ毛対策としてもおすすめです。
こちらの記事はくせ毛に効果的な保湿・毛髪補修に優れたシャンプーですが、静電気対策にもとてもおすすめです。
>> くせ毛におすすめのシャンプー口コミランキング!うねり、広がりを改善(比較画像)
また、保湿効果が高くて低刺激、洗髪時の摩擦が非常に少ないクリームシャンプーも静電気対策には最適です。詳しくはこちらの記事をどうぞ!
→ おすすめのクリームシャンプー(泡立たないシャンプー)・パサパサ乾燥する髪と頭皮にはノープーで!
静電気対策に最もおすすめなシャンプー
静電気対策に管理人が最もおすすめできるシャンプーは、ビハールモイストシャンプーです。おすすめする1番の理由は、メインの洗浄成分がココイル加水分解コラーゲンKを採用していること。
この洗浄成分は(アミノ酸系洗浄成分と比較しても)非常に高価で、メインで使われる事は稀だそう。低刺激で毒性も少なく秀逸なのですが、メインとして使用するどシャンプーの値段が跳ね上がってしまうようです。
調べてみると黒髪haruシャンプーやソープ オブ ヘアなど、高価なシャンプーにも配合されていますが、いずれもサブの洗浄成分として使われています。メインで使うのはとても贅沢な事なんですね!
その他にもエイジングケアの白金、毛髪内部のタンパク質を補修・保護してくれる加水分解シルクなど高価な成分で構成されています。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
>> くせ毛やダメージ毛に効果!ビハール シャンプーを口コミと成分で検証
管理人が現在レギュラーで使っているシャンプーの1つです。このシャンプーがスゴイのは、成分だけではなくドライ後仕上がりが素晴らしい所!どんなに良い成分でも使用感や仕上がりが今イチだとがっかりですが、ビハールはおすすめです。
大手口コミサイトの評価も★6.3の超高評価なので、合う合わないの個人差も少ないと思います。
髪の毛の静電気対策・洗い流さないトリートメントは必需品!
次は冬の必需品・洗い流さないトリートメントについてお話します。
洗い流さないトリートメントのメインの役割は、髪の表面を保護して髪の質感を整えること。傷んだキューティクルを守って乾燥しにくくしたり、摩擦を防いでくれたりします。
洗い流すタイプのインバストリートメントと比較すると、毛髪内部よりは表面を皮膜で覆い、外部刺激から髪を守るのが主な役割なんです。インバストリートメントと違い洗い流さないので、効果が実感しやすく長続きするのも魅力です。
洗い流さないトリートメントの種類と効果
洗い流さないトリートメントの種類を簡単に解説します。
- ミストタイプ
水分が多くさらさらとしたテクスチャー。使用感が軽めなのでダメージの少ない方におすすめです。
寝癖直しやダブル使いに最適です。 - ミルクタイプ
髪との馴染みが良く水分と油分をバランス良く補い保湿してくれます。オイルタイプと比較すると、馴染みが良いぶん髪の内部まで浸透しやすい印象ですが、艶感はオイルタイプの方が高いです。 - オイルタイプ
水分を髪の内部に閉じ込め、乾燥や紫外線、摩擦などの外部刺激から髪を保護する力が高いのが特徴。髪が艶々になります。
洗い流さないトリートメントは仕上がりの好みや髪質によって使い分けたい商品です。商品によってテクスチャーも重さも変わるので、色々試して自分に合ったものを探してみてください。
管理人おすすめの洗い流さないトリートメントはこちら!
>> くせ毛にはコレ!洗い流さないトリートメント おすすめ ランキング
※ニュクスやオーラボタニカなど人気の洗い流さないトリートメントの最安値情報も掲載しています。ミルボンエマルジョン、MOもランクインしているのでぜひご覧くださいね!
静電気対策の鉄板!人気のヘアオイルをおすすめの髪質や質感別にまとめ、選びやすくしてみました。ぜひ合わせてお読みください。
静電気を徹底防御する洗い流さないトリートメントのダブル使いがおすすめ!
上にも書いたように、洗い流さないトリートメントは髪質やなりたい質感に合わせて選ぶのが1番!ここでは管理人が静電気対策として今とても気に入っている、洗い流さないトリートメントとその使い方をご紹介します。
ひどい乾燥毛の管理人は普段オイルタイプを使っていますが、10〜11月の乾燥が激しい時期になると数時間で静電気が復活してしまいます。量を増やしたり重めのオイルタイプを使うと、髪が細くて柔らかい管理人には合わず、髪の重さで全体的にペタッとしてしまいます。
ではどうするか?
試行錯誤を繰り返し、最近お気に入りなのがミストタイプとオイルタイプの重ね使いです。
管理人が使っているのははこちら。
- アンククロス サプリメントシリーズ・ミスト 150ml ¥1,944円(税込)
アンククロスのミストは、CMC、リピジュア、シルクプロテインなど、美容液のような贅沢成分が配合されています。
髪に浸透して水分補給をするだけではなく、キューティクルのダメージを補修し水分を逃しにくくする効果も。サラサラつるつるの質感に仕上がります。 - アンククロス サプリメントシリーズ・オイル 60ml ¥2,592円(税込)
大手口コミサイトで人気のモロッカンオイルやエルジューダより評価の高い秀逸なヘアオイル。『キレイな人はみんなコレ!』とも言われる、芸能人やモデルさん御用達のオイルです。
乾いた髪への使い方
- 朝乾いた髪にミストを(髪全体に)軽くスプレーしブラシで全体になじませる
- 軽くブロー
- 更に(毛先~髪の中央部くらいまで)オイル(またはミルク)を揉み込んでヘアアイロン
※ちなみに夜は濡れた髪にオイルだけを使用します。オイルはベタつかないので、乾いた髪の仕上げにも使えて便利ですよ!
乾燥で扱いにくかった髪が、ミストで水分を補給することでびっくりする程素直になります。髪の内部に水分を浸透させた上で、オイルの膜でキューティクルを保護するのでとても扱いやすい髪になりますよ!
商品の詳しい説明はこちらの記事で
>> 女を上げるアンククロス・サプリシリーズ!人気サロンの特別ケアでパサパサ髪→うるツヤ髪に
髪の毛の静電気対策・ヘアブラシの選び方
最後は意外に見落としがちなヘアブラシについて。
朝起きてから寝るまで、私達は1日に何度も髪をブラッシングしています。
髪に負担のあるブラシを選ぶと、髪表面のキューティクルを傷つけたり、摩擦によって静電気が起きやすくなるので注意が必要です。
静電気の起きにくいヘアブラシの選び方で大切なポイントは
- できるだけ絡みにくいブラシを選ぶ
- 程よい油分をもった獣毛、または静電気の起こりにくい加工をしたブラシを選ぶ
おすすめのヘアブラシを3点ご紹介しましょう。
No.1おすすめ!メイソンピアソンのヘアブラシ
静電気対策に最もおすすめなのは、ブラシ界のロールスロイスと呼ばれるメイソンピアソンのヘアブラシ!1本1本ハンドメイドで作られ、一生ものとして長く愛用できるヘアブラシです。
メイソンピアソンは、髪のキューティクルを守る最高級の猪毛を使用することに強いこだわりをもっています。独自のクッション性で頭皮の血行を良くし、地肌からのツヤ髪を育んでくれるのが大きな特徴です。
1本1万円以上の高価な商品ですが、「ブラシ1本で髪がこんなに変わるなんて!」と、驚かれると思います。購入した人のレビューに「値段が高い」という意見は非常に少ないのも特徴的です。
詳しくはこちらの記事で。
→ メイソンピアソンの選び方!ブラシ界のロールスロイス・この1本で美髪に導く
メイソンピアソンは種類が多いので、価格は公式HPをご覧ください。
メイソンピアソンは良さそうだけで高すぎ!という方には下の2点がおすすめです。機能はもちろん、価格面でも考慮してセレクトしました。
タングルティーザー ザ・オリジナル
海外セレブの間で人気が出て、今や日本でもブラシランキングを独占する勢いのタングルティーザー。中でもこちらの「オリジナル」が1番人気です。
髪のもつれを解消して、いつでもさらさらの髪へ。ブラッシングだけで髪がまとまり、静電気も起こりにくい仕様になっているのも魅力です。
毎日のブロー、カラーリングなどでダメージを受けて絡んだ髪もスっととかせ、摩擦や髪への負担を極力軽減するので、お子さんのからみやすい髪にもおすすめです。
こちらのサイトは初回登録で500ポイントがもらえ、最初のお買い物から使えるので非常にお得に手に入れることができます。並行輸入で届くまでに3日~1週間くらいかかりますが、本物保障で送料無料なので非常にお得です。
KENT(ケント)×池本ブラシ トリプレックスブラシ 豚毛やわらか3段 (大)
厳選した高級豚毛を使用した女性用のブラッシングブラシです。3段植毛構造なので、細くなった髪や地肌が敏感な方に最適です。
英国王室御用達のブラシブランドKENT(ケント)のライセンスを得て、高い技術を受け継いだ1本です。
適度なコシのある豚毛は、地肌までしっかりとブラシが通るので、ブラッシングするほどに天然毛(豚毛)に含まれる脂分が髪に自然なツヤを与え、静電気の起きにくいツヤ髪に導きます。天然毛は硬くて苦手という方にもおすすめです。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事では毎日の服のコーディネートや身近なヘアケアで静電気対策する方法についてご紹介しました。日頃のケアで静電気はかなり抑える事ができるので、ぜひ試してみてください。
それでは、本日はこの辺で。