縮毛矯正の失敗の中で最も最悪なのがビビリ毛です。
きれいになるために美容院に行ったはずなのに、髪がゴワゴワチリチリと硬くなり、竹で作ったほうきのような質感に!今回はそんな縮毛矯正の失敗でビビリ毛になってしまった時の、ホームケアでの対処法を詳しくご紹介します。
今回の記事は管理人の経験談です(笑)
縮毛矯正の大失敗で、(明日からどうしたら良いの?)という位のビビリ毛に!!頭が真っ白になりましたが、残念ながら無かった事にはできません。
結果的には友人のヘアメークさんや美容師さんの助言を聞きまくり、ホームケアでなんとか回復させることができました。
この記事は、同じようにビビリ毛で悩んでいる方の参考になればと思い、備忘録としてまとめてみました。時間はけっこうかかりますが、地道にケアしていけば(途中はごまかしながらでも)回復します。
悩んでいても仕方ないので、開き直ってがんばりましょう!
縮毛矯正の失敗で起こるビビリ毛とは?
ビビリ毛は見てもらうのが1番早いですね!これは縮毛矯正直後の管理人の写真です。相談のため、メールでヘアメイクの友人宛に送った時のもの。怖いですw
チリチリバサバサとして、不自然に広がります。感触はまさに竹製のほうき!ゴワゴワで肌に触れると痛いほど。こんな状態をビビリ毛といいますw
ビビリ毛の主な原因としては、縮毛矯正、デジタルパーマ、ブリーチの施術の失敗。薬剤やアイロンによるオーバーワークなどで起こる現象です。
ビビリ毛は髪を守ってくれるキューティクルがなくなり、髪がむき出しの状態なので、髪の内部にある水分やタンパク質が流出してバッサバサになってしまうんですね。
ビビリ毛は治せるのか?サロンでの修正について
こんな状態になってしまったら即刻修正したい!と思うのが正直な気持ちです。
「サロンでビビリ毛の修正したいから良いお店を教えて!」 と、友人の美容師さんに切実に訴えましたが、「リスクが高すぎるからやめておけ!とにかく落ち着け!!」 と(笑)
美容院のホームページを見ていると、たまに 「ビビリ毛修正」 なるメニューを見つけることができますが、これって超難しい施術なのだそう。縮毛矯正でマックスまで傷んだ髪に、再度縮毛矯正をかけるようなイメージなので、非常にリスキーなのだそうです。
サロントリートメントはNG?
縮毛矯正後に最も注意したいのは、サロントリートメントをひかえること。
縮毛矯正の失敗でビビリ毛になってしまうと、サロン側も驚き、無料でトリートメントを付けてくれることもあるかもしれませんが、グッと我慢しましょう。
友人のヘアメイクさんいわく、縮毛矯正後はどうしても薬剤が髪の内部に残留してしまうそうです。
薬剤が残った状態で、持続性の高いコーティングをする事は、髪の内部に薬剤が密閉された状態が長く続き、毛髪内部がモロモロのハイダメージへつながってしまうこともw
サロントリートメントは仕上がりは抜群に良く、シャンプーしても2週間くらいは持続します。一瞬髪が良くなったと錯覚してしまいますが、実はこの持続力の高いコーティングが問題なのだそうです。
サロンでの艶々トリートメントは縮毛矯正直後は避け、2~3週間経ってからの方が良いでしょう。
ビビリ毛を直す最善策は?
修正もダメ!サロントリートメントもダメ!!…じゃあどうすれば良いの?って感じですが、プロの友人いわく、ビビリ毛を直す最善策はカットすることだそうですwww
しかし、カットできれば苦労はしないわけで。ビビリ毛というのは、毛先ではなく髪の表面や顔周りに強く出がち。管理人も同様でしたが、これをカットしたら大変なことになってしまいます。
そこで、ホームケアでの対処がとても重要になるわけです。
地道にホームケアをしながら少しづつカットしていき、ごまかしながらでも徐々に元の状態に戻していく。時間はかかりますが、管理人の場合は3か月くらいでビビリ毛が目立たなくなりました。
上の写真は約2ヶ月経過した時の写真です。だいぶビビり毛が目立たなくなりました。縮毛矯正の薬剤が強すぎて髪色が変色した状態はそのままですが、カラーは当分無理なので放置です。
もちろんダメージが消えたわけではありません。しかし目立たなくなる事で時間を稼ぐことができます。そこからはマメにカットをして、徐々に髪を入れ替えていく作業を続けていくことになります。
次の章では、ビビリ毛になってしまってから3か月、管理人がどのようなホームケアをしてきたか?詳しくご紹介していきます。
ビビリ毛になってしまった時の対処法・ホームケア
ホームケアでビビリ毛をなんとかするため、多くの美容師の友人に助言をもらいました。
ここからは管理人個人の経験談になるので、すべての人に最適かどうかは分かりませんが、ヒントはたくさんあると思うので参考にしていただければと思います。時間経過とともにご紹介していきます。
縮毛矯正直後の髪の状態
まずは縮毛矯正の失敗で髪の毛がどんなトラブルを起こしたのか。写真とともに髪の状態を記しておきましょう。
縮毛矯正の失敗で起こったトラブル(ダメージ)
- 見た目はチリチリでヘルメットのように広がる。
- 全体的に髪が変色した。特に毛先の色が抜け、金髪に近い状態に。
- 質感はゴワゴワで竹ほうきのように硬い
- お湯に濡らすとトロトロ溶けそう。これがトロ毛?
- 1番ビビリ毛がひどいのは顔回り、髪の表面(髪の内側はやや軽傷)
- ブラシを入れると髪が切れる(毛先がハラハラと落ちる)
こんな感じでかなり悲惨な状況でした。
縮毛矯正直後のホームケア
プロの友人曰く、縮毛矯正直後、最も大切なのは下の3点だそうです。
- とにかく外部からの刺激を避ける
- 髪に残った薬剤を完全に抜くこと
- アルカリに傾いた髪を弱酸性に戻す事
シャンプーの選定はもちろん、ブラッシングは目の荒いブラシを使うなど極力髪を刺激せず、紫外線ケアも十分するようアドバイスを受けました。
ホームケアの救世主は毛髪強化剤!
縮毛矯正の失敗直後、とにかく困ったのがシャンプーやブラシを通すことへの恐怖感です。特に濡れた髪は指が通らないほどキシキシ、なのに毛先はトロトロで溶けてしまいそうな程、強度がなくなっていました。
そんなときに1番助かったのが、縮毛矯正専門サロンが販売している毛髪強化剤・バウンスビーでした。細胞膜を補修する『リピジュア』、弾力・回復力を上げる加水分解ケラチンや加水分解シルクなど『強化型特殊PPT』他、弱った髪を強化・保護する成分で構成されています。
この商品はシャンプー前に使用します。バウンスビーの後にシャンプーをすると明らかに髪の強度があがり、フニャっと溶けてしまいそうな毛先も改善したのがわかります。ドライヤー後の髪の質感も少しずつ良くなったので、本当に助かりました。
同じような悩みを抱えた方の口コミも参考になると思うので、ぜひホームページをご覧ください。
縮毛矯正専門サロン・髪風船の公式通販を見る
美容院でストレートパーマを勧められ、かけた所、チリチリになってしまい、シャンプーをする時に髪をお湯で濡らしたら、今までに感じたことのない、ふにゃふにゃの
今にでも溶けてなくなりそうな髪になってしまいました。
藁にもすがる思いで、いろんな美容院に治せないか電話したけど、治りませんっと言われてしまいました。
でも、どうにかしたいと思いネットで探してた所、こちらのことを知り、使ってみようと思い、使った所、あの最初に感じた溶けてしまいそうな髪じゃなくしっかりとした髪になってすごく嬉しくて使ってよかったと思いました。
シャンプーはヘマチン入の良質なものを!
シャンプーはヘマチン配合のアミノ酸シャンプーを使用しました。
ヘマチンは髪に残留したパーマ剤を中和させる働きがあり、活性酸素の除去などでも注目の成分。最近では高めのシャンプーの目玉成分として使われるようになっています。また、アルカリに傾いた髪を弱酸性にもどす働きのあるアミノ酸系のシャンプーが有効です。
実際に使用したヘマチン配合シャンプーはこちら。ビハールライトシャンプーです。
美容師150人が監修、「本当に良いシャンプーを自分達の手で作ろう!」という思いで開発されたサロンシャンプーなので、成分だけではなく使用感や仕上がりも抜群です。詳しくはこちらの記事でどうぞ。
→ 縮毛矯正後に使うべきシャンプー&絶対してはいけないこと!正しいホームケア
シャンプー以外のホームケアは、以下のことを心がけました。
- 洗髪後はアルガンオイルを薄く揉み込む
アルガンオイルは浸透性に特に優れたオイル。パサパサの髪を保湿するのに最適です。 - アウトバストリートメントで表面保護
縮毛矯正の失敗で生じるビビリ毛は、髪を守るキューティクルが消失した状態。疑似的に髪の表面を保護するためのアウトバストリートメントは必須です。 - ドライヤーは60度まで
熱ダメージや乾燥をふせぐため、ドライヤーの温度は極力低温を使用しました。 - アイロンは絶対に使わない
これは絶対NG! - ブラシを使うときはガイコツブラシのみ
ビビリ毛になると髪がとにかく引っかかる!なので目の粗いガイコツブラシで摩擦をしないよう最低限に整える程度に抑えます。 - スタイリングはせず、ゆるめのまとめ髪で乗り切る
ビビリ毛になった直後はスタイリングの形状をささえきれないので、スタイリングはできません。こんな状態で無理にスタイリングしようとすると更にダメージが進行します。
この時期は諦めて、” いかに手をかけずに外出できる見た目を作れるか ” を考えるのが得策!管理人はスカーフを使い、ゆるめのまとめ髪で乗り切りました!
当時はアルガンオイルの小瓶をつねに持ち歩き、髪が乾いてきたら速攻でアルガンオイルを1滴、うすーくうすーく伸ばして髪に揉み込んでいました。ビビリ毛はとにかく乾きやすいので、上のケアをしてもすぐにバッサバサになってしまうんですw
アルガンオイルは髪の毛内部に浸透し、効果的に保湿してくれます。また紫外線防止にも役立つオイルなのでとてもおすすめ!浸透するのでべた付かず、髪にはとても使いやすいと思います。
実際に使用したアルガンオイルはこちら
CODINA(コディナ)は知る人ぞ知る秀逸なブランド。べた付かずにしっかり保湿ができる、本物のアルガンオイルです。髪に使う場合はほんの1~2滴、手のひらで温め、毛先やパサパサしている部分によく揉み込みます。こちらのトライアル10mlで1か月くらい使えます!
→ CODINA(コディナ)のアルガンオイルで髪とお肌の乾燥防止!ダメージ毛や敏感肌にも
縮毛矯正後2週間以降のホームケア
2週間くらい経つと、ある程度髪が柔らかくなり、若干ですがチリチリも落ち着いてきます。薬剤も抜けているので、ここからはスーパーダメージ用のシャンプーに変更し、補修・保水ケアにも力を入れました。
シャンプーはコラーゲンで髪を洗うPPT系シャンプーに
スーパーダメージ用のシャンプーとは、補修効果と保湿効果が高い、洗浄力がマイルドなシャンプーの事。最近ではどのシャンプーも 「補修効果と保湿効果が高い」 と広告されていますが、成分面で本当に効果のあるシャンプーを選ぶ事が大切です。
1番のおすすめはPPT系シャンプー!PPT系シャンプーとはタンパク質に洗浄効果を持たせたシャンプーのこと。一般的なアミノ酸系洗浄成分より成分コストが高く、とても贅沢なシャンプーです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
→ 髪のダメージケアにはPPT系シャンプーが最もおすすめな理由
実際に使用したシャンプーはこちら、ビハールモイストシャンプーです。先程ヘマチン配合でご紹介したライトシャンプーの【モイスト】タイプですね!
こちらはシャンプーのベースとなる洗浄成分に、非常に高価なコラーゲンPPT(ココイル加水分解コラーゲンK)を使用。なんとコレ、高級洗浄成分として有名なアミノ酸系洗浄成分の倍以上する高価な成分なのだそうです。まさに美容液シャンプーといった逸品です。
以下の記事でPPT成分について詳しくご紹介しています
→ 髪のダメージケアにはPPT系シャンプーが最もおすすめな理由
ちなみにこの成分をベースで使用したシャンプーは本当に数少ないです。高くなっちゃうからw
他の成分を見ても、加水分解シルクや白金など補修成分、保湿成分とも秀逸です。
仕上がりの良さも素晴らしく、ダメージで硬くゴワゴワになった髪に栄養を奥まで浸透させ、柔らかくサラサラなツヤ髪に変身させてくれます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
→ ビハール シャンプーを口コミと成分で検証!くせ毛やダメージ毛に抜群の効果
また、ビビリ毛に困っていた時、意外に使い勝手が良かったのが泡タイプのシャンプーです。とにかく摩擦なくスルスル洗えて救世主のようでした(笑)こちらのシャンプーは成分的にもとてもマイルドで、補修・保湿とも秀逸です。
ルメント炭酸シャンプー
頭皮クレンジングだけではなく、髪の毛内部の保水と補修をしっかりしながら、キューティクルを保護して滑らかな指通りにしてくれるので、とても重宝しました。
レビュー記事はこちらです。
→ ルメント炭酸シャンプーのレビュー!3日に1度の頭皮クレンジングを始めました
補修・保水ケアはプロ仕様に
前述した、縮毛矯正専門サロンが販売している毛髪強化剤・バウンスビーがあまりにも良かったため、補修・保水ケアもプロ仕様のものを購入してみました。それが、「フィルアップローションインナー(内部浸透補修剤)」と「CMC プロ」です。
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フィルアップローションインナー
高濃度、高品質なタンパク質内部補修剤。毛髪浸透促進剤(アクリオ)の働きで非常に浸透に優れ、各種補修成分が毛髪内部に深く浸透効率よくダメージを修復 -
CMCプロ
キューティクルやコルテックス細胞同士の接着、そして適正な水分量の維持を司るCMC(細胞膜複合体)を集中的にケアして、髪本来の潤いや輝きを取り戻す
かんたんに言うと、(表面だけでなく)髪の内部ダメージをしっかり補修し、水分や栄養をしっかり保持できる髪に育てるヘアケアということ。この2つは何度もリピートしながら、今も継続的に使っています。
フィルアップローションはシャンプー前に、CMCプロはドライヤーの前に使用しますが、プロ仕様なので様々な使い方ができるのも魅力です。
最後に
縮毛矯正を失敗して、実は何件かの修正ができそうな美容院にも電話をしてみたんです。しかし「ちょっとこれは難しいですねー」とか「保証はありませんが…」など、良いお返事はいただけませんでした。さらに金額的にも相当かかる内容だったため、ホームケアに本腰を入れたわけです。
できればプロの手にすべてを委ねたかったのも本心ですが、同時に美容院に対する不信感があったのも事実です。
本格的なホームケアを続け、約2ヶ月で見れる状態になった時は本当にホッとしました。半年以上は覚悟していたので。
筆者と同じように縮毛矯正に失敗し、美容院に相談しても修正がでいない場合は、ホームケアに目を向けてみてください。個人差はあると思いますが、地道にケアを続けることできっと希望が見えてくると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。