縮毛矯正とストレートパーマ・イメージ画像

電車の中で学生さん達が、「ストパーかける為にバイトしてるんだー」という会話が耳に入りました。チラ見してみると、彼女は生え際に縮れのある結構強めのくせ毛でした。


サラサラのストレートになる!と信じて疑わない彼女を見ていると昔の自分を思い出します。
私も一緒で、ストパーも縮毛矯正もそんなに変わらないと思っていました。値段が手頃なストパーを選んで失敗を繰り返していた時期があります。


今はストレートパーマもかなり進化していると聞きますが、縮れ系の強いくせ毛の場合、ストレートパーマで直毛にするのは厳しいと思います。
「彼女が縮毛矯正の事をストパーと表現しているだけだといいなー」と思いつつ、ちょっぴり懐かしい気分にひたった今日この頃です(笑)

ストレートパーマと縮毛矯正の違い

このようにストレートパーマと縮毛矯正は混同してしまいがちですが、実際には大きく違います。昔、何度かストレートパーマをかけていた私が初めて縮毛矯正をかけた時、その仕上がりの違いに感動して涙が出そうになった程です。
という訳で、今回はストレートパーマと縮毛矯正の違いを、工程、パーマ剤、値段、効果、ダメージ別に整理してまとめてみました。


ストレートパーマと縮毛矯正・工程の違い

ほとんどのパーマはパーマ液1剤と2剤に分けられますが、1液で髪の毛の中のシスチン結合というハシゴのようなつながりを切り離し、2液によって切り離したシスチン結合を再びくっつけます。


ストレートパーマと縮毛矯正 工程の違い


ロットなどで髪の毛が巻かれている状態でシスチンが再びくっつくとウェーブの形に固定され、ストレートの状態でシスチンが再びくっつくとストレートに固定されます。2液をつける前に、アイロンの熱によってストレートをしっかり固定するのが縮毛矯正です。

ストレートパーマの効果、値段、ダメージ

ストレートパーマは以前にかけたパーマ(ウエーブ)を直毛に戻すのが主な役割です。
基本的にストレートパーマでくせ毛が直毛になることはなく、一時的にストレートになっても1か月前後でクセが出てきてしまう事が多いようです。ただ、軽いくせ毛の人が髪のまとまりを出すには効果的です。

【工程】

1剤でパーマをした時のシスチン結合を1度切り離し、ストレートになるようにクシでコーミングします。その後2剤(酸化剤)でストレートの状態をキープします。

【パーマ剤】

ウエーブの時に使用するパーマ剤、または弱めの矯正剤を使用する場合もあるようです。お店によって違います。

【値段】

縮毛矯正よりもかなり安くできます。お店による違いは大きいですが、目安としては5割(半額)~3割程度安くなる美容院が多いようです。

【効果】

元々直毛の人なら問題なくストレートになります。しかし、くせ毛の人がストレートパーマをかけても綺麗なストレートにならなかったり、1か月弱でクセが出てきてしまったり、持続力は低いと思います。

【ダメージ】

熱を加えない分、縮毛矯正よりもダメージは少ないです。

ストレートパーマがおすすめな人

  • 以前かけたパーマを落としストレートに戻したい方
  • 髪のボリュームを抑えたい方
  • ごく弱いくせ毛で、髪のまとまりがない方

縮毛矯正の効果、値段、ダメージ

縮毛矯正は、元々くせ毛の人が天パ特有のうねりや縮れを直して直毛に矯正するのが主な役割です。
熱で定着させるため、基本的には半永久的にストレートです。美容師さんによって上手下手が分かれるので、美容院選びは慎重に行いたいところです。

【工程】

1剤でパーマをした時のシスチン結合を1度切り離し、1度乾かした後にアイロンで熱を加えストレートを定着させます。その後2剤(酸化剤)でストレートの状態をキープします。

【パーマ剤】

強めの縮毛矯正専用剤を使用します。専用剤の種類は髪質によってセレクトします。

【値段】

メニューの中で1番目か2番目に高価な施術になります。値段はお店により大きく違います。以下のページに詳しくご紹介しているので、よろしければご覧ください。
縮毛矯正 値段の違いと目安l失敗しないお店選び

【効果】

頑固なくせ毛でもストレートになります。

【ダメージ】

熱を加える分、ストレートパーマよりダメージが大きいです。
とても傷んでいる方は、まずは前髪や顔周りだけの縮毛矯正から始めるという選択肢もあります。
前髪だけの縮毛矯正 値段と失敗しない方法

縮毛矯正がおすすめな人

  • くせ毛特有のうねりや縮れに悩んでいる方
  • ブローだけでは髪が収まらない方
  • きちんとホームケアが出来る方