- 髪がパサパサと広がってスタイリングが決まらない
- 最近髪がゴワゴワ硬くなってしまった
このような悩みは髪のダメージが大きな原因です。
毎日のスタイリングやカラー、パーマなどに加え、特に夏の終盤は紫外線ダメージ、冬の序盤からは乾燥や静電気によるダメージが加わり、髪の毛はとても傷みやすくなってしまうのです。
そんな時は、お手入れの基本となるシャンプーを見直すことがとても大切!ダメージ補修効果のある、洗浄成分がマイルドな良質なシャンプーを使う事で、髪の感触やツヤが大きく改善されます。
この記事では髪が傷んでしまう原因、ダメージ補修をする意味、そして傷んだ髪にはどんなシャンプーが適しているのかを順を追って解説していきます。
最後にダメージ補修に効果的な、おすすめのシャンプーを3点ご紹介しています。よろしければ試してみてくださいね。
髪のダメージの原因
そもそもなぜ髪は傷んでしまうのか?
その主な原因を解説します。下に行くほどダメージリスクが高くなるので、きちんとケアするよう心掛けてください。
①ブラッシングによるダメージ
間違ったブラシ選びや過度なブラッシング、そしてブラッシングの際の静電気などでキューティクルを傷めてしまう原因になります。
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②シャンプーによるダメージ
濡れている髪はキューティクルが開いてとても傷みやすい状態。シャンプー時の髪同士の摩擦や強い洗浄剤による刺激がダメージの原因になります。
③紫外線ダメージ
髪が紫外線を受けて火傷状態になるダメージ。紫外線を浴び続けることでキューティクルが損傷を受け、メラニンが壊れ、髪が少しずつ明るくなります。
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④アイロンやドライヤーによる熱ダメージ
熱でタンパクが変性してしまうダメージ。生卵を熱すると固まるように、キューティクルが損傷したり、熱によって髪内部のタンパク質が変性してしまうことも。
⑤ヘアカラーやパーマによる化学的ダメージ
パーマ剤やブリーチ剤に含まれるアルカリ剤、還元剤の影響で、髪の毛のタンパク質が分解され流出。毛髪内部がスカスカになり、乾燥やごわつきなどの原因になります
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髪は死滅細胞!だからダメージ補修は無意味なのか?
「髪の毛は死滅細胞だから、補修なんてしても無駄!」
なーんて話をたまに耳にします。
しかし本当に無駄なのか?
確かに髪の毛は死滅細胞。肌のように傷ができても自然に治癒するわけではありません。だからこそ毎日のヘアケアによってダメージを補修する事が必要だと管理人は考えます。
髪の毛のダメージをそのまま放置するとどうなるか?
- 表面の浮き上がったキューティクルは摩擦や熱に弱く、ますます傷みやすくなり、ツヤも低下します
- キューティクルが損なわれると毛髪内部を守る機能が低下。内部のタンパク質が流れて所々空洞ができてしまいます。
- 髪の内部に空洞が多くなると、乾燥で髪がパサパサと広がったり、ゴワゴワと硬くなり、スタイリングがまとまらなくなります。
例えるなら、傷ついたキューティクルは海苔の破れた海苔巻きと同じ。
そのまま放置すればご飯粒がどんどんこぼれ落ち、ボロボロになってしまいます。きちんとした形状を整えるためには、こぼれ落ちたご飯粒を補充し、海苔の破れた部分をくっつける必要があります。
髪の毛でいうダメージ補修とは、内部の空洞を、流失したタンパク質や脂質の類似成分で埋め強化すること。そして傷ついたキューティクルを疑似的にくっつけたり表面を保護することです。
髪には自己修復機能がないため、一度傷めると自然には元に戻りません。だからこそ、髪のコンディションを知り、日頃のシャンプーやスタイリング時に、ダメージを進行させないお手入れを心がけることが大切なのです。
髪のダメージ補修に効果的なシャンプーとは?
ダメージの原因や毎日のダメージケアの必要性を理解して頂いた所で、早速本題です!
ダメージケアに効果的なのはどんなシャンプーなのか?最も重要な2つの要素をあげてみました。
- 洗浄成分が低刺激で良質であること
- 良質な補修成分がきちんと(適正量)配合されている
低刺激で良質な洗浄成分
シャンプーの核となる洗浄成分。ダメージを受けた髪にとって良質な洗浄成分とは、潤いを残しながら低刺激に洗浄する事ができる成分です。上にも書いたように傷んだ髪は乾燥しやすく、ダメージが進行しやすい状態。なので強い洗浄成分だと乾燥やダメージを更に進めてしまうんです。
具体的にいうとベースとなるメイン成分が
- PPT系の洗浄成分
ココイル加水分解コラーゲンK・ラウロイル加水分解シルクNaなど) - アミノ酸系の洗浄成分
ココイルグルタミン酸Na・ココイルメチルアラニンNaなど)
など。
特にダメージケアに最もおすすめなのがPPT系の洗浄成分!よく言われているように、アミノ酸系も確かに良いのですが、傷んだ髪にはPPT系が最適だと思います。
理由は、傷んだ髪の修復には、失われたタンパク質を補うことが最も効果的だから。
PPT系のシャンプーは、洗浄成分に美容液のようなコラーゲンやシルク成分をくっつけた洗浄剤なので、洗い上がりもとてもマイルド!しかも低刺激です。
髪にしっかり吸着して失われたタンパク質を補う働きがあるので、高価な補修系シャンプーに使用されることが多いようです。
この成分は非常に高価なため、高めのシャンプーの補助成分としては使われますが、ベースとなるメインの洗浄成分として使用しているシャンプーは、数が少なくとても貴重です。
詳しくはこちらの記事で
→ 髪のダメージケアにはPPT系シャンプーが最もおすすめな理由
良質な補修成分
傷んでしまった髪の補修に非常に効果的な3つの成分をあげてみました。他にも補修成分と言われるものは色々ありますが、その中でもかなり秀逸で認知度も高い成分です。
- 加水分解コラーゲン
コラーゲンは肌だけでなく、毛髪保護の効果も非常に優れています。
ダメージ毛やキューティクルの改善、引張強度の向上などが報告されています。髪のタンパク質に類似して髪を補修します - ケラチン
ケラチンは髪を補修、強くする働きがある繊維状タンパク質です。
元々人の体の表面に当たる部分を構成するタンパク質であり、タンパク質の中でも指折りの弾力と硬度を持つ物質です。 - ペリセア
傷んだ髪を短時間で補修する事で注目される成分。
約1分程度の極めて短時間で毛髪内部に浸透、同時に毛髪表面をコートし、毛髪のダメージを内と外から長期的に補修してくれます。
コラーゲンやケラチンは元々人間の髪や肌を形成している成分ですが、ペリセアは天然の脂肪酸とアミノ酸を原料に、旭化成ファインケア(株)によって開発された成分です。ペリセアは素晴らしい成分なのでここで少しお勉強を^^
参照元:旭化成ファインケア(株)まずは下の処理条件の元、髪の表面と内部のダメージがどのように変化したかの実験画像です。
結果
ペリセアは毛髪表面および内部のダメージを補修します。
ペリセア処理条件:
・ダメージ毛をペリセア固形分0.1%水溶液に1分間浸漬。
・1日乾燥(タオルドライ後、室温で風乾)。
次に毛髪内部への浸透性の実験画像です。
結果
ペリセアは1分間という短い処理時間で毛髪深部まで浸透し、内部からダメージを修復します。さらに、洗浄後も毛髪内部に残存しています。
試験方法:
ダメージ毛をペリセア固形分0.1%水溶液に1分間浸漬。
40℃温水で2分間洗浄(3回繰り返し)。
毛髪断面をTOF-SIMSで解析し、ペリセアの浸透性を確認した。
髪のダメージ補修に本当におすすめのシャンプー
今や300円のシャンプーでも“ダメージ補修” がドドーンとうたわれているわけで・・・
おすすめです!と言っても 「ふーん(* ̄- ̄)」 くらいの反応になってしまいそう(笑)
ということで、今回ご紹介するのは、ダメージ補修において他とは違った優位性を持つシャンプー3点。すべてサロンシャンプーです。
- ビハールモイストシャンプー
- アンククロスシャンプー
- ビオロジーシャンプー
3点それぞれ、補修の仕組みが違うので比較してみてください。
詳しくご紹介していきますね!
ビハールモイストシャンプー:コラーゲンで髪を洗う贅沢な美容液シャンプー
主な洗浄成分 | ①ココイル加水分解コラーゲンK(タンパク質系) ②ココイルメチルアラニンNa(アミノ酸系) |
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主な補修成分 | 加水分解コラーゲン 加水分解シルク |
主な保湿成分 | 白金 セラミド |
値段 | 250ml ¥2,916(税込) |
高価なココイル加水分解コラーゲンKをベースの洗浄成分として配合した貴重なシャンプー。加水分解シルクや白金など補修成分、保湿成分とも秀逸です。
仕上がりの良さも素晴らしく、ダメージで硬くゴワゴワになった髪に栄養を奥まで浸透させ、柔らかくサラサラなツヤ髪に変身させてくれます。
美容師150人が監修、「本当に良いシャンプーを自分達の手で作ろう!」という思いで開発された、文句なしの贅をつくしたシャンプーですね!失敗が少なく、効果が分かりやすいシャンプーだと思います。
ビハールシャンプーのレビュー記事はこちらです。
ビハール シャンプーを口コミと成分で検証!くせ毛やダメージ毛に抜群の効果
アンククロスシャンプー:ペリセア&リピジュアでウル艶髪へ
主な洗浄成分 | ①ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系) ②オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na |
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主な補修成分 | ペリセア リピジュア |
主な保湿成分 | セラミド |
値段 | 500ml ¥2700(税込) 200ml ¥1620(税込) |
アミノ酸系洗浄成分をベースにオレフィン(C-14-16)スルホン酸Naで、程よい洗浄力をプラス。補修成分・保湿成分とも非常に充実したバランスの良いシャンプーです。
特にペリセア&リピジュアは管理人の大好きな組合せ!ペリセアが内部補修、リピジュアはヒアルロン酸の2倍の保湿力を持ち、キューティクル補修に絶大な効果が認められる注目成分です。
1度目のシャンプーで違いが実感できるほど、チュルルンと滑らかな指通りに感動します。仕上がりもツヤツヤです!!10種類から選べる香りは持続性があり、モデルさんから「最強のモテシャンプー」と呼ばれるほど!
アンククロスシャンプーのレビュー記事はこちらです。
アンククロス シャンプーの口コミ!香りが持続する最強モテシャンプー、ミルボン好きにもおすすめ
ビオロジーアクアシャンプー:IFSCC で優秀賞を受賞した補修技術で強い髪へ
主な洗浄成分 | ①コカミドプロピルベタイン(ペタイン系) ②ココイルイセチオン酸Na(アミノ酸系) |
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主な補修成分 | 加水分解ケラチン |
主な保湿成分 | グリセリン |
値段 | 250ml ¥1,296(税込) |
低刺激・低洗浄のペタイン系洗浄成分をベースに、中程度の洗浄力のあるアミノ酸系をプラス。ビオロジーシャンプーの肝は、補修効果のある成分を配合するだけではなく、独自の研究で開発された技術で髪の毛内部とキューティクルの損傷をメンテナンスする働きを持っている事!継続する事で着実にダメージを補修し、髪を強くする事を目的に作られた話題のシャンプーです。
アクアシャンプーは柔らかくサラサラの仕上がりに!健やかな頭皮環境に対しても配慮された成分構成なので、髪だけではなくトータルでのケアを検討している人におすすめです。100年間サロン業界をけん引し続けているシュワルツコフの最新シリーズです。
初めての方はこちらがお得です。
ビオロジーシャンプーのレビュー記事はこちらです。
シュワルツコフ・ビオロジーシャンプー!リペアとアクアの違い&リアル口コミ
最後に
今年の夏はすこぶる紫外線が強かったので、秋の乾燥シーズンに入る前にしっかりダメージケアをしておく事が大切です。
ダメージケアというとトリートメントが頭に浮かびますが、ベースとなるシャンプーを見直す事で意外なほど質感が改善されるので、諦めかけていたハイダメージの方もぜひ試してみてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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