縮毛矯正とカラー、同時にやっても大丈夫？

「梅雨前で縮毛矯正もしたいし、そろそろ頭がプリンになっちゃいそだし、2回も美容院に行くのは面倒だし・・・縮毛矯正とカラー、同じ日にやっても大丈夫？」
分かります(≧∀≦)！ですが大丈夫ではありません。

「美容師が良いトリートメントしてくれるって言ってるし安心なんだけど・・・」
よく聞くセリフですが、甘い言葉にだまされてはいけません。

縮毛矯正とカラーをの同時施術は髪にかける負担がMAXに

縮毛矯正は髪表面のキューティクルを開き、還元剤で毛髪内部のアミノ酸の結合を切断、アイロンの熱でストレートに形成し直した後に、酸化剤で再結合させます。
カラーはキューティクルを開かせ、髪の内部にあるメラニンを壊してカラー剤の色を浸透させていきます。

この流れを同時に行うと髪の毛はどうなるのか？
縮毛矯正はアミノ酸結合を促進させるために還元剤と同時に「アルカリ剤」も使用するため、本来弱酸性の髪の毛がアルカリ性に傾きます。そしてキューティクルは長時間開きっぱなし、追い打ちをかけるようにメラニンまで壊されているような状態になっているのです。

それでも縮毛矯正&カラーをやる美容院がある理由

インターネットを見ていると、縮毛矯正とカラーを同時に施術するメニューが結構存在します。
髪に負担があるのになぜか？というと、それは需要が高いからです。できれば両方同時に済ませてしまいたいと希望するお客様がとても多いようです。美容院も商売なので、お客様が多ければ、「少し傷むけど良いトリートメントしておきますね~」で受けてしまうでしょう。

「少し傷むけど良いトリートメントしておきますね~」←これには要注意です。
髪の表面をコーティングする事で施術直後はつやつやの健康な髪に見えますが、実はかなり傷んでいたりします。私も経験済みですが、コーティングが落ちた２週間後に突然ゴワゴワになってしまった事があります。