今回は、くせが気になる前髪の縮毛矯正について、値段と失敗しない方法を詳しくお話していきます。
髪の毛のパーツの中で1番目立つのが前髪です。そして多くの人が日々苦労しているのが前髪のクセ問題です。
汗や湿気でブローしてもうねりが出てしまう、パックリ割れてしまうなどで困っている場合は前髪だけ縮毛矯正をかけるという方法もあります。特に全体の縮毛矯正をしている場合、前髪だけの回を差し込む事で、通常の縮毛矯正の回数を減らしてみるのも1つの方法だと思います。
前髪だけの縮毛矯正の値段は?
以前の記事でも書いたように、縮毛矯正は美容院ごとの価格差が激しいため、前髪のパーツ矯正も美容院ごとに大きな価格差があります。その上でざっくり言ってしまうと、通常の縮毛矯正の半額程度が目安になると思います。
→縮毛矯正の値段
例えば、カット込みで18000円の場合、前髪だけになるとカット込みで9000円程度が目安になります。カットなしの単品メニューだと、大体6000円前後と想定できます。
美容院によってはパーツ矯正はやっていないお店もあり、通常のショート料金と一緒という場合もあるので事前に確認しておきましょう。
前髪だけの縮毛矯正で失敗しない方法
前髪だけの縮毛矯正をやっている人が意外に少ないのは、たぶん失敗が怖いから!
- 前髪が浮いてしまった
- 前髪がぺったんこになった
- 前髪がチリチリになってしまった
こんな口コミが非常に多いのが前髪の縮毛矯正の現実。前髪だけを縮毛矯正することで、全体とのバランスで余計にアラが目立ってしまいます。また、髪の毛が短い分、難易度が高い技術なんです。
極力悲しい結果にならないよう、よくある失敗例の原因と対策、改善方法について詳しくご紹介していききます。
よくある失敗例-1【前髪が浮く】原因と対策、改善方法
よくある失敗例その1は、前髪が浮いてしまう状態です。
本来下に向かって下がるはずの前髪が中途半端に浮き上がり、目線の方向に向いてしまうようなイメージです。
原因
- 根元に縮毛矯正剤がついてしまった
- アイロンの角度が上方向に浮かせ気味になってしまった
- 元々の浮きくせ
本来根元1cm位は液をつけないのですが、短い前髪の場合は液が根元に付いてしまう場合がよくあります。その状態でアイロンの角度が上方向に浮かせ気味になってしまい、ストレートが効きすぎた場合に起こりやすい現象です。また、元々そういう生え癖がある場合にもよく起こります。
対策
対策としては事前に美容師さんに伝える事。すべてそうですが、特に元々の生え癖が浮き気味の場合は写真などを用意して美容師さんに伝えておくと気を付けて施術してくれます。
「この写真のようになりやすいので注意してください」、と一言伝えておくと良いと思います。
改善方法
この状態は、根元の髪が新しく生えてくる1週間前後で収まります。
それまで我慢できない場合は、前髪の根元を濡らした後、上からブラシで押さえながらドライヤーをかけます。ドライヤーの風が根元にあたるようにしながら最後は冷風を当てると少し落ち着いてくると思います。ブラシやアイロンを髪の毛の下側から入れると浮きが直りにくいので注意してください。
よくある失敗例-2【真っすぐ過ぎて前髪がぺったんこに!】原因と対策、改善方法
よくある失敗例その2は、前髪が真っすぐになり過ぎてぺったんこ!になってしまう状態です。
原因
- 縮毛矯正がかかりすぎた
- アイロンをまっすぐにかけた
これはパーマがかかり過ぎてしまった状態で、美容師さんの腕がイマイチだったという事です。今は針金のように真っすぐな縮毛矯正は珍しく、ナチュラルな仕上がりが主流です。
対策
矯正剤や時間設定は美容師さんの経験次第になるので、縮毛矯正の上手な美容院を選ぶ事が一番の対策になります。
→縮毛矯正 失敗しない美容院の選び方・4つのポイント
また、(結構技術が要るようですが)アイロンワークの際に少しカーブをつけてもらうと良いかもしれません。お店によっては”アイロンをかけた後に大き目のカーラーを当てる” というような工夫をしている所もあるようです。
改善方法
この場合はアイロンでカールを付けるのが1番の早道です。ドライヤーだと中々うまくいきません。
寝る前にカーラーを巻き、朝起きたらブローすると改善される場合もあります。
よくある失敗例-3【前髪がチリチリになった】原因と対策、改善方法
よくある失敗例その3は、前髪がチリチリになってしまう状態です。
いわゆる「ビビリ毛」で、この失敗が一番深刻です。もしなってしまった場合は早めに改善が必要です。
原因
- 髪質に対して縮毛矯正剤が強すぎた
- 髪質に対して薬剤をつけている時間が長すぎた
- アイロンの熱が高すぎた、プレスの際に髪を過度に引っ張った
対策
髪が真っすぐ過ぎてしまった時と同様、縮毛矯正の上手な美容院を選ぶ事が一番の対策になります。
改善方法
この状態は切るのが一番の改善策です。
すぐにカット出来ない場合は、洗浄力の弱いシャンプーを使用し、トリートメント後はアウトバストリートメント等で髪を保護します。そうやってごまかしながら伸びてきた部分をこまめにカットしていくのが良いでしょう。髪が切れやすい状態なのでブラッシングも注意してください。
どうしようもない場合は修正という方法もありますが、あまりおすすめ出来ません。リスクが高すぎるからです。
ビビリ毛修正は非常に難しい施術なのだそう。縮毛矯正でマックスまで傷んだ髪に、再度縮毛矯正をかけるようなものなので、更なるダメージを引き起こす確率が高い施術です。
縮毛矯正をした美容院なら ”無料で修正” が可能かもしれません。しかしこれは絶対NG!下手だからです。
下手な美容院で修正をすると更に髪を傷めてしまうリスクが高いので、どうしても修正が必要な場合はお金がかかっても上手な美容院で修正を行うのが賢明です。
ビビリ毛は本当に辛いので、あせって色々やってしまいがちですが、1番の得策は地道で正しいホームケアを続ける事だと思います。
こちらの記事はとても参考になると思うので、良かったら読んでみてください。
→ 縮毛矯正の失敗で髪がビビリ毛に!ホームケアでの対処法
縮毛矯正の前にシャンプーを変えてみるのもおすすめ
縮毛矯正以外の方法として、シャンプーを変えてみるのもおすすめです。
上の写真は、縮毛矯正を1年近くお休み中の管理人の写真です。市販のシャンプーの場合、うねりやパックリ割れが直らず苦労しますが、合うシャンプーを使用後すぐにドライヤーを掛けると素直にキレイなカールができます。
意外かもいれませんが、シャンプー次第で質感や扱いやすさは大きく改善されます。縮毛矯正はリスクを伴う施術なので、迷っている方は良いシャンプーを選ぶ事も1つの選択肢です。
比較写真がたくさん掲載されているので、良かったらこちらの記事もご覧ください。
→くせ毛におすすめのシャンプー・口コミランキング!うねり、広がりを改善
ちなみにこの写真で使用しているのはビハールシャンプー(モイスチャー)。コラーゲンPPTの洗浄成分を使用している貴重なシャンプーです!
→ ビハール シャンプーを口コミと成分で検証!くせ毛やダメージ毛に抜群の効果
他のシャンプーと全然違うので、くせ毛の方にはかなりおすすめです。トライアルもあるので、良かったら試してみてください。
それでは、本日はこの辺で。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。